読売のひどさ

安倍晋三イスラエルホロコースト記念館での演説の記事。

朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASH1M5JHSH1MUTFK00L.html

年初の海外訪問先から世界に向けて平和へのメッセージを打ち出すことで、首相談話では戦後日本の歩みに焦点を当てる姿勢をにじませたものとみられる。

毎日新聞
http://mainichi.jp/shimen/news/20150120ddm001010178000c.html

今回の発言は、談話発表に向けた最初のメッセージにあたる。中国、韓国などが首相の歴史認識への批判を強める中、国際社会の「歴史修正主義」などとの懸念を払拭(ふっしょく)する狙いがある。

産経新聞
http://www.sankei.com/politics/news/150120/plt1501200012-n1.html

戦後70年に絡み首相を「歴史修正主義者」とレッテル貼りする勢力の批判を払拭する狙いもありそうだ。

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150119-OYT1T50080.html

第2次世界大戦の悲劇を象徴する場所での演説には、ナチス・ドイツと戦前の日本を同一視するような発言を繰り返している中国の指導者に反論する意味合いもある。

 こうして並べてみると、毎日と産経は、ほぼ同じでリビジョニストと認識されていることを払拭しようとしているというのが狙いであるとしている。
 朝日も、まあ、これに近い内容で、戦後日本を肯定している姿勢を示しているということであろう。
 しかし、読売は、だいぶ違う。マジで書いているだから、この記者(寺口亮一)は、歴史を知らないか、わざと知らないふりをしているのであろう。
 読売が、安倍官邸の意向を一番代弁しているとすれば、他の3紙はかなり甘いといえる。
 三国同盟とかを考えれば、「ナチス・ドイツと戦前の日本を同一視するような発言」を否定することは困難であり、これえを否定したということは、安倍晋三がリビジョニストであることを払拭するのではなく、まさにリビジョニストであると宣言したも同然だと思うのだが。